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メインの起動ドライブとは別の起動環境の作り方

TechTool Pro 12 の全ての診断修復機能を使うには、別ドライブから起動する必要があります。これは、例として、ディスクのサーフェススキャンなどは、起動をした自分自身に対しては行えないことに見られます。

そのため、別のドライブから起動して、フルテストを行うことになるのですが、その別起動ディスクを作成する方法は2つあります。

1つは eDrive を作成する方法。

もう1つは ProToGo を使って完全独立した外部デバイスを起動ディスク(+ TechToolPro 12)にする方法です。

【1】eDrive

これは緊急起動ドライブで、たとえば、Mac 本体の内蔵ドライブ内に eDrive 用のパーティションを設定し、そこに、起動できるミニマムの Mac OS、いくつかのユーティリティ、および TechTool Pro 12 から構成されたドライブを作成します。

TechTool Pro 12 の「ツール」内「eDrive」のメニューから実行します。eDrive のサイズは 24GB から 128GB の範囲で指定することができます。

 

【2】ProToGo

元来、ProToGo はそれ自体が独立したソフトウェア・ツールでしたが、今日では TechTool Pro 12 に統合されています。

TechTool Pro 12 の「ツール」内「ProToGo」のメニューを選択すると、ProToGo アプリケーションに切り替わります。

この特長は、外付けの HD や SSD、または USB フラッシュメモリを使って、独立した起動可能な診断ドライブを作成できることです。現在起動中の Mac OS をベースに、「最小構成」「基本構成」「リカバリ構成」から選択します。このドライブを一つ持っておけば、他の Mac のメンテナンスにも使うことができます。

 

【3】新しいファイルシステム APFS について

Mac OS 10.13 (High Sierra) から新しいファイルシステムとして APFS が採用されています。

ここで注意して頂きたいことがひとつあります。

eDrive も ProToGo で作成した外部起動ディスクも、Mac OS 10.13 (High Sierra) より古い OS で作成されたものの場合、APFS を認識できません。ですので、本体の OS を 10.13 以上にアップグレードしている場合には、その OS をベースにした eDrive のアップデート、ProToGo ドライブに作り直しておいてください。

 

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