情報
VirusBarrier の設定を変更することでスキャンする時間の短縮などが期待できます。
VirusBarrier の環境設定
【一般】
電子メールのチェックを外すことでスキャンの時間が短縮されることがあります
電子メール: チェックされていると、VirusBarrier で手動スキャンを行う際、送受信された電子メールの本文およびその添付ファイルもスキャンされます。
お使いの電子メールソフトによっては、本文および添付ファイルを巨大な1つのファイルに保管している場合があります。そのような場合、このオプションがチェックされていてもスキャンされないか、マルウェアが検出されても修復できない場合があり、またスキャンに時間がかかることがあります。スキャンに時間がかかってしまう要因の一つの可能性があります
【スキャン】
スキャン対象
不要なスキャン対象のチェックを外すことで時間が短縮されることがあります 。
使用していない、または、使用する予定がないのであればチェックを外しても良いと思います
Windows マルウェア:
チェックされていると、VirusBarrier が Windows に影響するウイルスも対象にスキャンを実行します。Windows マルウェアがお使いの Mac に被害を与えることはありませんが、検出しなければ、Windows を使う知り合いにそのまま渡してしまう可能性があります。また、お使いの Mac でVMware Fusion、あるいは Parallels Desktop などを利用して Windows を使っている場合は、使っている Windows に感染する可能性もあります。
Linux マルウェア:
チェックされていると、VirusBarrier が Linux オペレーティングシステムに影響するウイルスも対象にスキャンを実行します。
危険なスクリプト:
チェックされていると、VirusBarrier がPHP、シェルスクリプト、JavaScript、Perl、などの危険なスクリプトも対象にスキャンを実行します。
ハッキング・ツール:
これは、お使いの Mac に直接被害を与えるプログラムとは言えませんが、ハッカーによって他のコンピュータを攻撃するために使われる可能性があります。
キーロガー:
これは、キー入力を記録するプログラムです。一部のキーロガーは危険な場合がありますが、子供によるコンピュータの利用を監視するなど、目的を持ってイン ストールされる場合もあります。
オプション
スキャンの処理優先度を低くする:
チェックされていると、VirusBarrier がマルウェアを対象にスキャンする際、可能な限り少ないシステムリソースでスキャンを行います。そのため、チェックしておくと、スキャンにかかる時間は長くなります。
隔離ファイルのスキャンで感染がなければ、隔離マーカを外す:
リアルタイムスキャンが ON であれば、インターネットなどからダウンロードされたアプリケーションを VirusBarrier がスキャンします。その際にマルウェアが検出されなければ、そのアプリケーションに対して Mac OS X が自動で設定した隔離マーカを VirusBarrier が除去します。その結果、通常であれば表示されるはずの、ファイルがダウンロードされたものであることを通知し、本当に開いてよいかを確認する Mac OS X の警告ダイアログが表示されなくなります。
アーカイブをスキャン:
スキャンに時間がかかる原因としてもっとも可能性が高いです
アーカイブは、一つあるいは複数のファイルを簡単に素早く転送が行えるように一つにまとめたもので、多くの場合、ファイルサイズを小さくするために圧縮が施されています。
このオプションがチェックされていると、デフォルトでは VirusBarrier は認識できるすべての種類のアーカイブをスキャンしますが、下図のアーカイブの種類一覧内でチェックを外すことで、チェックされている特定の種類のアーカイブだけをスキャンさせることもできます:
アーカイブをスキャンする時間制限:
VirusBarrier がアーカイブをスキャンするためには、圧縮を展開しなければならないことがあります。圧縮の展開には非常に時間がかかることがあるため、アーカイブのスキャンオプションが有効だと、スキャン全体に異常に長い時間がかかることがあり得ます。そこで、このオプションに時間を入力して、 アーカイブをスキャンする際に指定された時間以内にスキャンが完了しなければ VirusBarrier にそのアーカイブのスキャンを中止させることができます。デフォルトでは 60 秒になっています。
注意: アーカイブのスキャンが有効だと、スキャンに時間がかかるため、スキャン処理自体が途中で止まってしまったように見えることがあります。手動あるいはスケジュールされたスキャンが途中で止まったように見える場合でもスキャンが正常に継続していることがありますので、アーカイブのスキャンを無効にして違いがあるかお試しください。
VirusBarrier X8 でスキャンが停止したように見える
スキャン完了時、またはマルウェア検出時に音で知らせる:
チェックされていると、スキャンが完了すると、あるいはマルウェアが検出されると、音声で注意を促します。
信頼する項目
VirusBarrier では、安全でスキャンする必要がないファイル、フォルダ、あるいはボリュームを信頼する項目に追加してスキャンの対象から除外することができます。なお信頼する項目にファイルを追加する場合は、事前に一度は VirusBarrier でスキャンして安全を確認しておいてください。
信頼する項目に多くのファイル、フォルダを追加しておくことでスキャンに時間を短縮することができます
信頼する項目にファイル、フォルダ、およびボリュームを追加する方法は、二種類あります。まず下図の信頼する項目ボタンをクリックしてください: