情報
ファイルフォーマット毎の正確な圧縮率を明示することは不可能です。どれほど圧縮できるかは、データ自体に依存するからです。
ファイル圧縮の単純な基礎例を申しますと、
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
という 20 バイトの内容のテキストについて
a20(aが20個)として 3 バイトで表現することができますが、
aaaaaaaaaabbbbbbbbbb
の場合、a10b10(aが10個とb が10個の意味)で 6 バイトを要します。
この例は圧縮の基本的な例ですが、こういうことが全ての圧縮フォーマット、圧縮ファイルについて言えます。ですから、全てのファイル形式について圧縮率を提示するというのは不可能です。
基本的に、Jpeg や MP3, MP4, MOV, PDF, AI などのファイルは、それら自体がすでにそれぞれの圧縮方式によって圧縮されていますので、それ以上の大きな圧縮は望めません。その他のファイル形式についても上記の例のように圧縮率は一定ではありません。
StuffIt でも「JPEG を最大 70% まで圧縮」と言っているのはそのためです。ファイルの内容によっては 98% しかいかないこともあり得ます。
TIFF と RAW を SruffIt で圧縮した場合の例ですが、おおむね 50% が目安になります。
http://www.smithmicro.com/about/news-press-detail.aspx?newsid=305
また、StuffIt ではバージョン毎にアルゴリズムが見直されていますので、同じ sitx 形式でも、最新バージョン Stuffit Deluxe Mac 16 で圧縮し直した方がサイズが小さくなる事の方が多いです。